平和な世界を歩きたい

 今までいくつものゲームをクリアしてきましたが、その中で自分がよく疑問に思うことがあります。

 

「なんでラスボスを倒した後の世界をプレイさせてくれないの?」

 

 ラスボスを倒し、エンドロールを見た後、ラスボスを倒す1歩手前に戻される、というのはよくある話です。ラスボスに苦しめられている人達は苦しめられているままだし、ラスボスの城周辺の暗い空は暗いままです。

 

「幸せな世界をこの手で歩かせろよ!」

 

と今でも思っていますが、最近は少し考えが変わってきました。

 

 というのも、今まで見た映画や小説を思い返してみると、結末が全て書かれておらず、結末は見た人の想像に任せますよと言わんばかりの終わらせ方をしている作品が多いような、、、と感じたのがキッカケです。しかも、そんな作品は面白いし、世の中の評価も高いものが多いような気がします。

 

 特に印象に残っているのは、「シン・ゴジラ」です。最後のあのシーンは何を考えさせたかったのかと、今でもたまに思います。

 

 ゲームだと「ゼルダの伝説」でしょうか。時のオカリナでは何度ガノンドロフを倒したかわかりませんし、ラスボスを倒した後の世界を歩き回りたい、と何度も思いました。

 

 しかし、その後の世界を書いてしまった結果、ファンから批判を浴びているものもあるらしく、、、難しい。

 

 例えとして出すのは失礼かもしれませんが、「ファイナルファンタジーX」はその後、続編として「ファイナルファンタジーX-II」が発売されており、更にその後の話がボイスドラマや小説で展開されています。このボイスドラマと小説が中々賛否両論を呼んでいるようです。

 

 結末を描く、というのは正解を1つに決めてしまうような行為ではありますが、作者の意志を明確に伝えると考えるとまた意味を持つように思います。

 

 もし自分がゲームのシナリオを作るとしたら、どうしますかね、、、

 

 オススメの作品があれば映画でもなんでもぜひ教えてください。